「はじめの一歩。子どもたちの“今”を見つめる活動の様子
2025年7月、児童発達支援事業所「シード」がスタートして、あっという間に2週間が経ちました。はじめの一歩を踏み出した子どもたちは、毎日たくさんの“はじめて”を経験しています。今日は、その日々の様子をご紹介したいと思います。
初日は、緊張した表情を浮かべる子もいれば、好奇心いっぱいの目でお部屋を見回す子、保護者から離れるのが寂しくて涙が出てしまう子もいました。でも、そのどれもが大切な“今”であり、その子の心からの反応です。
活動の導入では、朝の会からスタートします。名前を呼ばれると、恥ずかしそうに手を挙げる子、自信満々に返事をする子、それぞれのスタイルで参加してくれます。リズム遊びでは、音楽に合わせて体を動かしながら、自然と笑顔がこぼれていきました。「できた!」「やってみたい!」という声が、少しずつ増えていく様子が印象的です。
お絵描きの時間では、自由にクレヨンを走らせる子もいれば、じっくり色を選ぶ子も。作品に込められた思いやこだわりは、一人ひとりの個性そのものです。作品が完成すると、「見て見て!」とスタッフに誇らしげに見せてくれる姿もありました。
私たちが大切にしているのは、「安心して自分を出せる場所であること」です。そのために、環境構成や関わり方を日々試行錯誤しながら整えています。特に、スケジュールが分かるように絵カードを用いたり、同じ流れを毎日繰り返すことで“見通し”を持てるよう工夫しています。子どもたちは、その安心感の中で、自分らしさを少しずつ表現してくれるようになりました。
保護者の方からは、「朝の準備がスムーズになった」「帰ってきてから楽しそうに話してくれるようになった」といったお声も届き、私たちの支援が家庭にもよい影響を与えていることを実感しています。
スタートからの2週間は、子どもたちにとってもスタッフにとっても、“出会い”と“気づき”の連続でした。それぞれの個性に向き合い、毎日を共に過ごす中で、「この子はどんなことに興味があるのかな?」「どんなときに安心するのかな?」と考えることが、私たちにとっての学びになっています。
これからもっと、子どもたちの「今」に寄り添いながら、少しずつ、でも確実に成長していけるように。そんな想いを胸に、シードでは毎日を大切に積み重ねていきます。
次回のブログでは、作業療法の時間についてご紹介します。お楽しみに!
