「考える力」と「最後までやり遂げる力」を育む大切な時間
シードでは、子どもたち一人ひとりの発達段階に合わせて様々な活動を取り入れています。その中でも、静かな時間の中で子どもたちが夢中になって取り組む活動の一つが「パズル」です。
「パズル」と聞くと、遊びの一つというイメージを持たれる方も多いかもしれません。しかし、発達支援の視点から見ると、パズルには子どもたちの成長を支えるたくさんの要素が詰まっています。
活動が始まると、子どもたちは机の上に並べられたピースをじっくり眺めます。
「これはどこかな?」
「この色が同じだからこっちかな?」
そんなつぶやきが自然と聞こえてきます。
最初は何となくピースを当てはめていた子も、経験を重ねることで「角から作るとやりやすい」「同じ色を集めてみよう」など、自分なりの方法を考えられるようになります。
パズルでは、
・集中力
・観察力
・空間認識能力
・記憶力
・問題解決能力
など、多くの力を同時に使います。
特に大切にしているのは、「考える時間」を奪わないことです。
スタッフは答えをすぐに教えるのではなく、
「どこが合いそうかな?」
「形をよく見てみよう。」
と優しく声をかけながら、子ども自身が答えを見つけられるよう支援しています。
途中で「できない…」と諦めそうになることもあります。
そんな時は、
「ここまでできたね。」
「あと少しだね。」
と頑張っている過程を認めることを大切にしています。
完成した瞬間、
「できた!!」
と見せてくれる笑顔は、本当に輝いています。
その経験は、「やればできる」という自己肯定感へとつながります。
また、友達と一緒に大きなパズルへ挑戦する場面もあります。
「このピース持ってるよ。」
「ここじゃない?」
自然と役割分担が生まれ、お互いに助け合う姿も見られます。
パズルは、集中して取り組む力だけではなく、人と協力する力も育ててくれる活動です。
シードでは、これからも遊びの中にある学びを大切にしながら、一人ひとりの「できた!」を増やしていきたいと思います。
