【個別相談会から感じたこと】— おひとりおひとりと向き合う時間の大切さ
先日、「個別相談会」を開催いたしました。
ご参加いただいた保護者の皆さまと、じっくりとお話をさせていただく中で、あらためて気づいたことがあります。——それは、「一人ひとりの思いや悩みに丁寧に寄り添うことが、何よりも大切な支援になる」ということです。
日々の子育ての中で、
「うちの子、集団生活が苦手で…」
「ことばが他の子よりゆっくりだけど、様子を見ていて大丈夫なのか…」
「相談したいけど、どこに聞けばいいのかわからなくて…」
そんな不安や戸惑いを抱えている保護者の方が、想像以上に多くいらっしゃることを実感しました。
だからこそ、この個別相談会は、ただ情報を提供する場ではなく、“安心して話せる場所”であることが大切なのだと、私たちは強く感じました。
私たちの役割は、専門的な支援を提供することはもちろんですが、その前に「気持ちを受け止めること」も大切にしています。お子さまの状態を見ながら、成長のステップを一緒に考え、無理のない選択肢をご提案する。そこにこそ、「この場所があってよかった」と思っていただける意味があると信じています。
実際、相談会の最後に
「話してよかったです」
「もっと早く相談すればよかった」
といったお声をいただき、私たち自身も大きな励みをもらいました。
支援のスタートは、何も特別なことではありません。少しの不安や、「これってどうなんだろう?」という気づきから始まることがほとんどです。そしてその第一歩を踏み出すお手伝いができるよう、今後も定期的に個別相談の機会を設けていきたいと考えています。
個別相談会では、お子さまの発達のご様子や生活の中での困りごとを一緒に整理し、必要があれば、行政の手続きや受給者証の取得の流れもわかりやすくお伝えいたします。もちろん、無理に利用を勧めることはありません。保護者の方が「今はまだ…」と思われたら、それも大切な選択です。
私たちの願いは、目の前のお子さまと保護者が、少しでも安心して毎日を過ごせるようになること。そのためにできることを、ひとつずつ、丁寧に積み重ねていきたいと考えています。
「相談してみようかな」
そんな気持ちが芽生えたら、ぜひ気軽にご連絡ください。どんな些細なことでも大丈夫です。私たちはいつでも、あなたの声に耳を傾けます。