児童発達支援・放課後等デイサービスの多機能化の保護者にとってのメリット
こんにちは!山村です!
今日は、児童発達支援・放課後等デイサービスの多機能化のメリットについてお伝えいたします!私たちもまずはこちらのモデルで実施していきます。
児童発達支援(未就学児向け)と放課後等デイサービス(就学児向け)を一体的に運営する「多機能型」事業所が増えています。この多機能化には、子どもとそのご家族にとって大きなメリットがあり、継続的な支援が可能になることで、子どもの発達や自立に向けた支援の質が向上します。
1. 途切れのない支援で子どもの成長をサポート
児童発達支援は未就学児向けのサービスですが、小学校に上がると放課後等デイサービスへ移行する必要があります。しかし、事業所が分かれていると、環境が変わり、新しい人間関係や支援の方法に適応するまでに時間がかかることがあります。
多機能型事業所なら、幼児期から学齢期まで同じ環境で継続的に支援を受けられるため、安心して成長していけます。支援者も子どもの特性や成長の経過を理解しやすく、より適切な支援を提供できます。
2. 子どもの個性に応じた柔軟な支援が可能
発達のペースは子どもによって異なります。多機能型事業所では、一人ひとりの発達状況に応じて支援内容を調整できるのが大きなメリットです。
たとえば、小学校に入ってすぐは環境の変化に適応するのが難しい子どももいます。その場合、児童発達支援と放課後等デイサービスを並行して利用しながら、少しずつ小学校生活に慣れることができます。また、逆に就学前から学習支援を取り入れることで、スムーズな小学校生活の準備ができるようになります。
3. 兄弟姉妹が同じ施設を利用できる安心感
多機能型事業所では、未就学児の弟や妹と、小学生の兄や姉が同じ施設を利用できるため、家族にとっても安心です。特に送迎の負担が減ることや、家族全体で同じ支援者と関わることで、支援の一貫性が保たれるのは大きな利点です。
保護者も同じ施設で相談ができ、子どもの成長段階に応じたアドバイスを受けやすくなります。支援の情報共有がスムーズになることで、家庭での対応にも活かしやすくなります。
4. 小学校入学後の生活リズムの変化に対応しやすい
未就学児から小学生になると、生活リズムや活動の内容が大きく変わります。例えば、幼児期には遊びの中で社会性を学ぶことが中心だった子どもが、小学校に入ると学習の時間も増え、新しいルールや集団行動に適応する必要があります。
多機能型事業所では、未就学期から就学期にかけて、段階的に支援の内容を調整できるため、スムーズな移行が可能になります。また、放課後等デイサービスでは学習支援を取り入れることができるため、小学校の授業についていくための基礎力を育むこともできます。
5. 保護者の負担を軽減し、長期的な支援計画を立てやすい
児童発達支援と放課後等デイサービスが別々の事業所の場合、利用先を探す手間や契約の手続き、送迎の負担が増えることがあります。多機能型事業所なら、幼児期から学齢期まで同じ事業所を利用できるため、手続きや環境の変化による負担が少なくなります。
また、保護者が子どもの成長を見据えて長期的な支援計画を立てやすくなるため、将来的な自立や社会参加に向けた準備がしやすくなります。
まとめ
児童発達支援と放課後等デイサービスの多機能化は、子どもの成長を切れ目なく支援し、保護者の負担を軽減する大きなメリットがあります。
・幼児期から学齢期まで一貫した支援を受けられる
・子どもの成長や発達のペースに合わせた柔軟な対応が可能
・兄弟姉妹が同じ施設を利用できる安心感
・小学校入学後の生活リズムの変化にスムーズに対応
・保護者の負担を軽減し、長期的な支援計画を立てやすい
私たちは、子どもたち一人ひとりの成長を大切にし、安心して通える環境を提供することで、将来の自立や社会参加につながる支援を続けていきます。